2014年3月17日月曜日

マーガレット

月日が流れるのをおもうたびに、想像できてしまうような出来事がいままでいくつもあった
わかりたくなんかなくて、でももうとっくに気付いていて、前にも後ろにも進めなくて

生きていたらこんなこともあるのか、と想像していたよりも冷静に考えられるじぶんが不思議でたまらない
無限ではなくなってしまった可能性をなんとかその場にとどめていようとするじぶんがばかだとおもう


玄関先に飾ってあるマーガレットを一輪取って、花びらをちぎって恋を占ってみたり、あんまり意味のないようなことをして気を紛らわせたりしていた。

ちょっと地味なイメージが私の中ではあるけれどやっぱり可憐でかわいいマーガレットは少女っぽくてすきだ

夢のない話だけれど、マーガレットの花びらはほとんどが奇数で、好きからはじめれば好きで終わるから、恋はだいたい叶うことになっている

日常に必要のない、このからくりがしばらくは私を守ってくれるのだろうとおもう
そしていまの私はたぶんまだ、こんなくだらない恋占いでさえも、好き、からはじめてしまうのだろうとおもう
そんなじぶんが憎くて、もし戻れるのならば、なにをしてでも戻りたい過去があったことに気付く


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