2015年1月2日金曜日

インマイタウン


やりたいことはたくさんあったし、同じようにやるべきこともたくさんあった
会いたいひともたくさんいたし、行きたい街も、感じたい景色ももっとたくさんあった

どこか中途半端で、ふわ〜と過ごすだけで満足してしまえるじぶんだったのだなとすこし反省しています

でも、だいすきなひとと、大切な時間をたくさん持てたので、それはそれでよかった
だらだらと過ごしておきながら一年がはやかったなんて、おかしな話だけれどほんとうにそうおもう

けれど、常に幸せだとおもえていたからこそ、やんわりとした時間を過ごしてしまったのかもしれません
(それがいいことなのかわるいことなのかはさておき)

なによりも、憧れのひとと一緒にお仕事ができる喜びを感じたこと
それでじぶんの成長を感じれたことがほんとうに嬉しかった

自信と自惚れは紙一重なので、謙虚な気持ちでやっていくというおもいを常に心にとめておきたいのですが、このいちねんはほんのすこし、じぶんに自信が持てたような気がします

寒さのせいか、マイナス思考にばかりなって、もうじぶんなんてだめだ〜と投げやりなきもちでいたとき、作ったオーダーのブーケをとてもとても喜んでもらえたことがあって、「最高に私の好みです」ととびきりのえがおで言われたときは、ぶわっと泣きそうになって、泣きそうになってるところに「ありがとう」と感謝のことばまでもらえて、もうそれ以上私はなにもできなかったのだけど、ほんとうにそのできごとに救われて

じぶんでは未完成とおもえるものが、じぶんではない誰かの手に渡ってはじめて完成する瞬間におもったことは、常に完璧なものを作り渡すことはできないのかもしれないけれど、それでも最大限やるのが働くということなのだなと実感しました

花はいつか枯れてしまうものであって、だからこそ美しいだなんて、そんなことはどうしてもおもえなくて、そのいのちが終わるたびに悲しくなるけれど、それでも尚、美しいとおもえるものであるからこそ、この仕事はおもしろいのだなとおもいます

いのちを喜びに変えるお仕事

ただそこにあるだけで美しいもの
ただそこにあるだけで美しいひと
花のようなひとになりたいなあとおもいます

出逢いを喜ぶこともあれば、別れをかなしむこともあり、色々な場面に出くわすたびに、やっぱり人間は愛おしいものなのだとおもう

じぶんの将来が、なんとなく見えた気がしたいちねんでした

魔法使いのような憧れのひとに近づくために、いまは、限られた空間のなかで精一杯できることをやろうとおもいます

今年はいろんな場所へ行きたいな
まだまだ知らないことばかりで、花の名ひとつでさえも、新しさというのはとびきりじぶんをワクワクさせてくれるものだということ

知らないことを知ろうとするじぶんでいたいです

いちねん、本当にありがとうございました
お世話になったひとがたくさんたくさんいます
背中を押したり押されたり、今年もまたたのしくやっていきたいな

お雑煮とおせちを食べて、それからおでかけをして、親戚のおうちでみんなに会ってお鍋を囲んで
そんな毎年の見慣れた風景に、最高な心地よさを感じながら、今年もがんばろうとおもったわけです

好きな靴を履いて
たいせつなひとと過ごすたのしいいちねんのはじまり

どうか懲りずに、みなさまことしも宜しくね





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